どんなに仕事が忙しくても、できる限り大切にしたいのが、家族と一緒に食卓を囲む時間だ。
平日はどうしても帰宅時間がズレたり、それぞれのスケジュールでバタバタと済ませてしまうこともあるけれど、週末の夜くらいは全員が揃って、手作りの料理を食べながらゆっくりと話す時間を確保するようにしている。
特別なごちそうでなくても構わない。大きなお鍋をみんなで突ついたり、その日に市場で仕入れた新鮮なお刺身を並べたり。
同じ料理を食べて「美味しいね」と言い合える空間そのものに、何にも代えがたい価値があると思う。
食卓の上では、学校での出来事や、最近流行っているエンタメの話、仕事のちょっとした裏話など、他愛のない会話が飛び交う。
テレビやスマホの画面を少し遠ざけて、お互いの顔を見ながら話すことで、普段の生活ではなかなか気づけない、家族の小さな表情の変化や成長を感じ取ることができる。
家は、外の社会で戦って疲れた心を癒やし、再びエネルギーを充電するための基地だ。
そして、温かい食事を大切な人と共にする時間は、その基地の土台を最も強固にしてくれる。
お腹いっぱい食べて、たくさん笑う。
そんなシンプルな日常の繰り返しこそが、自分が毎日頑張るための最大の原動力であり、守るべき一番の宝物なのだと、お箸を持ちながら改めて実感している。