城巡りの魅力。歴史のディテールに思いを馳せる

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日本の歴史的なお城を巡るのが、ここ数年の密かな趣味になっている。

全国各地に残る天守閣や石垣、城跡を訪れると、何百年も前にその場所で実際に生きていた人々の知恵や、時代の熱量がリアルに伝わってくる。

城の魅力は、ただ外観が美しいというだけではない。細部(ディテール)に目を向けると、実に合理的な設計がなされていることに驚かされる。

敵の侵入を防ぐために複雑に折り曲げられた通路(枡形虎口)や、石垣の積み方の美しさと堅牢さ、壁に設けられた矢や鉄砲を放つための小さな穴(狭間)など、すべてに明確な「機能と理由」がある。

この、無駄を削ぎ落とした機能美は、現代のプロダクトデザインや、Webサイトの構造構築の考え方にもどこか通じるものがあると感じる。

天守閣の一番上に登り、かつての殿様と同じように周囲の街並みを遮るものなく見下ろす瞬間は、なんとも言えないロマンを感じる。

時代は変わり、景色は近代的なビルに変わっていても、山の形や川の流れといった自然の骨格は当時のままだ。

城巡りは、日常の忙しさから離れ、壮大な時間の流れの中に身を置くことができる最高の知的エンターテインメントだと思う。

次はどこの名城を訪れようか。歴史の教科書をもう一度めくりながら、次の目的地に思いを馳せる時間が、今からとても待ち遠しい。